Hints Vol.03

Hints 【企業の悩み × ソトの人】
新しい「価値」創造の実例やアイデアを紹介する情報誌

Hints vol.03 2020 Autumn 表紙画像

Vol.032020 Autumn

神戸で輝く女性クリエイター特集

Women's creativity changes Kobe.

チソトの人ならではの視点で会社に新風を吹き込む。 イメージ写真

SCENE 01

ブッフェ形式のケータリングを華やかなフィンガーフードへ。

akariロック・フィールドさんと出会ったのは2013年。IFI(国際インテリアデザイナー団体連合)から、神戸のKIITOで開催するインテリアデザイン国際フォーラムのケータリングを、ロック・フィールドさんと共にコーディネートしてほしいと依頼されたのがきっかけでした。ずっと昔からロック・フィールドさんとお仕事がしたいと思っていたので、ご一緒できるのがとても嬉しかったです。

貝原当時、弊社は今のようにケータリング事業を確立できていませんでした。ケータリング専属の社員がいるわけでもないため、専門的な知識がなく、ケータリングの依頼があれば、ブッフェ形式で提供するという形でした。

akari海外のデザイナーや著名な方が参加されるイベントだったため、ロック・フィールドさんのお惣菜をただ並べるのではなく、見た目も素敵にコーディネートするのが私の役割でした。
実は以前からロック・フィールドさんのお惣菜は、色鮮やかでヘルシーな、お野菜のパーティーフードにぴったりだと思っていたんです。私が提案したのは、これまでのブッフェ形式ではなく、お惣菜を小分けにして盛り付け、フィンガーフードとして提供するというもの。徹底的にこだわりたくて、どこに何のお惣菜を置くかといったレイアウトはもちろん、什器も私が気に入ったものを持ちこんだりもしていました。

akariさんと貝原さん対談写真

貝原akariさんコーディネートのケータリングはとても好評で、イベントが終わった後、当日携わっていた社員が誇らしげに会社に帰ってきたのを覚えています。あと、実はちょうどその頃、店舗で売るお惣菜の見せ方が課題だったんです。IFIのイベントに出席していた会長の岩田も、akariさんのコーディネートを見て感銘を受けていました。その後、「すぐに各店舗でお惣菜を小分けにして販売を開始するように!」と号令をかけていたほどです。

akariその後、会長から直々にお電話いただき、ポートピアホテルで開催される神戸コレクションのケータリングや未来医XPO'15もプロデュースさせていただくことに。IFIのイベントでご挨拶した時は、それほど評価いただいていると思わなかったので、内心とても驚きました。

SCENE 02

ソトの人ならではの提案が仕事をさらに面白くする。

akariさんと岸さん対談写真

未来医XPO'15では野菜嫌いのお子様が、見た目がきれいだからと野菜を食べてくれていたんです。本当に見せ方の大切さを実感しました。
あと、akariさんの仕事に対する姿勢もとても刺激になりますね。社内のスタッフだけで仕事をしていると、自分たちのできる範囲のことを考えてしまいがちで、どうしても行儀の良いものができてしまいます。でも、akariさんは私たちの常識にとらわれることなく、「こうしたら絶対お客さん喜んでくれるよ!」という感じで、ソトの人ならではピュアな視点で提案してくれるので、一緒に働いていてとても楽しいです。時間のリミットが迫っていても決して妥協をしないその姿勢を見て、普段の業務の中でも既存の枠にとらわれることなく、お客様の喜ぶ姿を最優先して提案できるようになりました。

akari私の仕事は費用対効果が見えにくいものです。だから、お客様からの評価はもちろん、そうして一緒に関わってくれるスタッフが楽しんでくれることもすごく大切だと考えています。

SCENE 03

空間デザイナーからアイデアを生むパートナーに。

見た目の美しさはもちろん、ロック・フィールドの社員とコミュニケーションを取りながらサラダを選べるように設計するなど、お客様に喜んでもらえる演出方法まで考えています。

貝原今ではケータリングのコーディネートだけではなく、アイデアが必要な時はいろいろと相談させてもらっています。3年ほど前からECサイトを運営しているのですが、本格的に力を入れるにあたって、商品を届ける段ボールにも一工夫しようという話になりました。その時もakariさんに相談して、アイデアをもらったんです。

akariその時は私が具体的に何かを提案したわけではないんです。ただ、箱を開けた時に嬉しくなるような仕掛けが欲しいといったことや、季節によってカラーが変わったら面白いよねという話をしました。

そのアイデアを膨らませて、私がデザインをしていきました。こうしたものを考える時は、1番初めのアイデアが生まれるまで大変なので、そこをフォローしてもらえるのは本当に助かります。これからもアイデアが必要となる時には、akariさんにソトの人ならではの視点でいろいろなアドバイスをいただけると嬉しいです。

akariさんプロデュースのBOXで届く
オンラインショップ

akariさんプロデュースのBOX写真
RF1オンラインショップ ロゴ

オンラインショップ

手間ひまかかる煮込み料理やフライなどを、ストックしやすい冷凍キットタイプや、冷蔵キットタイプでご自宅までお届け。他にはない“こだわり”の冷凍料理を中心にラインナップしているので、贈りやすく、ギフトとしても最適です。

https://members.rockfield.co.jp/shop/c/crol/
akariさんプロデュースのBOX写真

Company Profile

ロック・フィールド イメージ画像

株式会社ロック・フィールド

1972年6月設立。神戸市東灘区に本社を構え、「RF1」「神戸コロッケ」「ベジテリア」「いとはん」「融合」「グリーン・グルメ」といった食に関するブランドを展開している。

https://www.rockfield.co.jp

神戸で活躍する
女性クリエイターをご紹介!

クリエイティブディレクター

星加 ルリコ

さん

ブランディングコンサルティングから
幅広いクリエイティブワークを提供する。

企業様とのコラボ事例を教えてください。
星加 ルリコさん コラボ事例 写真「神戸ビーフ(神戸肉流通推進協議会)のブランディング」
当時はリーマンショックの直後で接待需要が激減し、神戸ビーフ全体の価格が下落していました。そこで、接待需要のメインターゲットをインバウンドの観光客や女性客に変更し、併せて世界観も刷新。また、海外への発信も強化しました。
その結果、競りの価格が上がり、海外への初輸出がスタート。神戸肉流通推進協議会と業界の施策、観光キャンペーンも相まって、日本を代表する高級食材としての認知が広がりました。12年間継続してブランディングに携わらせて頂いていることが、世界観の深度や対策の効果につながっていると痛感しています。
神戸ビーフ(神戸肉流通推進協議会)様とはどのように出会われたのですか?
新聞に弊社の記事を掲載して頂いたのを見て、お問い合わせを頂きました。
今後の展望を教えてください。
世界の舌を魅了する畜産物として、神戸ビーフのワールドプロモーションを更に進化させていきたいです。
弊社の理念は「日本の良いモノ・コトを世界に発信する」です。これからも企業経営や地域経済の発展に少しでも役に立つことができたら幸いです。
星加 ルリコさん 写真

株式会社RURIKO PLANNING

企業・団体・行政のブランディング、商品開発、店舗プロデュース、プロモーション、研修など、ブランドが抱える様々な問題点の分析と対処法について、トータルプロデュースを行う。

〒650-0042
神戸市中央区波止場町6-8
篠崎倉庫2F
http://www.rurikoplan.com

ファッションスタイリスト

榊原 杏奈

さん

お客様のニーズをしっかり捉え
的確な施策を企画、実施する。

企業様とのコラボ事例の内容を教えてください。
榊原 杏奈さん コラボ事例 写真「株式会社シュテルン神戸西 メルセデス・ベンツ神戸西」
『お客様に楽しんでいただき、さらに目を引くイベントを実施したい』というご要望にお応えして、メルセデス・ベンツ神戸西様の店舗でカラー診断アドバイスを開催しました。カラー診断とは、カラードレープという布を胸元に当てることで好印象になる色をお伝えし、似合う色やメイクイメージをアドバイスするというものです。ただ、アドバイスをするだけではなく、色の理論をご説明させていただき、服のコーディネートイメージまでご提案。特に男性の方はスーツやネクタイなど、何を選べば良いか分からず、いつも同じものを選ばれていた方も多く、スーツの色選びの参考になったととても喜んでいただきました。
メルセデス・ベンツ様とはどのように出会われましたか?
前職でお世話になっていた上司の方からお声をかけていただきました。
今後の展望を教えてください。
現在は、インスタグラムなどSNSを活用した講座の実施やアドバイス、YouTube作成などが企業様からのご要望として頂いております。企業様のご要望にお応えするのは当然ですが、女性の就労支援につながり、働く女性に対して企業様から応援していただけるような取り組みをしていきたいと思います。
榊原 杏奈さん 写真

Mama Creator Labo

日本パーソナルファッションカラーリスト協会認定講師・カラーリストとして活動すると同時に、子育て世代の女性を対象に、Webスキルの提供、育成(動画編集、web作成など)や女性の就労支援も行っている。

〒650-0044
神戸市中央区東川崎1丁目8-4
神戸産業振興センター5階
https://mama-creator.com

旅行会社経営・プランナー

渡邊 華穂

さん

観光ビジネスの新たな道を
お客様と共に切り開く。

企業様とのコラボ事例の内容を教えてください。
渡邊 華穂さん コラボ事例 写真神戸牛の取り扱い世界一 「吉祥グループ」
弊社と同様に訪日旅行客の方に向けたビジネスをされている企業様にとって、コロナウイルスによる影響は甚大でした。そんな中、吉祥グループ様もWithコロナ時代に対応したより新しく、話題性のある宣伝方法はないかと悩んでいらっしゃいました。そこで神戸牛を専門に取り扱う企業様であるからこそ発信できる神戸牛の情報について、オンラインツアーを企画し、販売しませんかと打診。新しいアイディアにとても興味を持っていただき、すぐに提携を決めてくださいました。一般社団法人神戸観光局(神戸市の外郭団体)の「公民共創事業」にも選ばれ、行政と一丸となって、10月末よりツアー提供が開始されます。
吉祥グループ様とはどのように出会われたのですか?
出会いは南京町振興組合ですが、弊社の神戸牛のキャラクター「コーベイ」と共にイベント等で協業させていただくなど、以前から良好な関係を築いておりました。
今後の展望を教えてください。
オンラインツアーはまだ企画したばかりですが、今後互いに広報活動に力を入れ、より多くの方へオンラインツアーを提供していきたいです。また、Afterコロナ時代にもローカル体験ツアーの提供を再開することで、こうしたコラボ企画を通して神戸へ訪れる国内外からの観光客の方を増やし続けていきたいと考えています。
渡邊 華穂さん 写真

株式会社ビートラベル

訪日旅行手配を中心とした旅行業を手掛ける一方で、新観光サービスとして合同会社H.A.G.Sと共にオンラインツアーなどのWithコロナ時代に対応した事業を展開している。

〒650-0022
神戸市中央区元町通 2-5-14
キヨシマビル本館 2F
https://kobelocaltours.com/online/

神戸起業操練所 オープンイノベーションプログラム参加企業のBefore⇒After

マリンピア神戸内のコミュニティスペース
「マリンピアラボ」協業パートナー募集から拓いた
アウトレットの新たな生き方。

オープンから20年で、変わりゆく顧客心理

アウトレットは、日常的に利用するショッピングモールとは異なり、物を買うために行く場所と考えている人がほとんどだと思います。でも、これからはショッピング以外にも、アウトレットに行く目的を作る必要があると感じていました。それは、この20年間で商業施設は増え、ネットショッピングを利用する人も多くなったため、物を買うだけであれば、どこででも手に入るようになったためです。そのため、アウトレットを“行きたくなる場所”に変えなければならないという課題を抱えていました。

新たな価値創造に向けた新施設“マリンピアラボ”をオープン

そこで2019年にオープンしたのがマリンピアラボというコミュニティスペースです。ワークショップやイベントの開催、アート作品の展示など街の皆さまの「発信の場」「生産の場」「交流の場」としてご利用いただくことを目的として、「三井アウトレットパーク マリンピア神戸」内につくられました。ところが、WEBサイトなどを通して告知していたものの、スペースを活用してイベントをしてくれる人がとても少なかったんです。そんな時にお声がけいただいたのが神戸起業操練所でした。神戸起業操練所は企業と外部の人のマッチングを手掛けているので、マリンピアラボでイベントを開催してくださる協業パートナーの募集説明会を開催してくれる運びとなったんです。

マリンピアラボと清水さん 写真
マリンピアラボと清水さん 写真

三井不動産商業マネジメント株式会社

主任清水 貴裕

マリンピアラボ

「三井アウトレットパーク マリンピア神戸」内にOPENしたコミュニティスペース。地域の方に「発信の場」「生産の場」「交流の場」としてご利用いただくことで、垣根を越えた出会いやつながりを生み出す場づくりを目指している。

https://marinepia-labo.com

神戸起業操練所発の協業パートナー募集で
イベント実施数は飛躍的に増加

はじめは不安もありました。そもそも応募があるのかなと…。しかし、説明会には個人から企業、そしてNPOの方まで、80名以上の人たちに参加いただき、「こんなにも来てくれるんだ!」と驚きました。説明会の後も質問しに来られる方が列をつくるような状態で、熱心な方々に集まっていただいてとてもありがたかったです。そして、その場に来ていただいた多くの方々が、実際にマリンピアラボでヨガやプログラミング教室、プレママセミナーなど、さまざまなイベントを実施してくれました。おかげで、それまで月2、3回ほどしか開催できていなかったイベントも、毎日開催されるようになり、トータル280回以上も実施できたんです。
さらに、口コミで新規の方のご利用も増えてきて嬉しい限りです。今も若手起業家など、幅広い層から多く問い合わせを受けて、実施に向けて準備をしています。

ショッピング以外にも目的がある新しいアウトレットへ進化する

たくさんの方々とご縁をいただいたことで、マリンピアラボは当初の目的であった“アウトレットへ行く理由”の1つになっていると思います。あと、ソトの人から持ち込んでもらう企画は、社内では思いつかないようなイベントばかりです。本当に良い刺激をもらっています。このマリンピアラボで成功事例ができたので、滋賀県にある、三井アウトレットパーク滋賀竜王にも同じようなコミュニティスペースができました。今後もソトの人との関わりを大切にしながら、さらにアウトレットを進化させていきたいと思います。

マリンピアラボと清水さん 写真

ビジネスワークショップ
【全3回シリーズ講座】開催!!


デザイン思考であなたの
ビジネスモデルを最適化!

デザイン思考とはデザインに必要な思考方法と手法を利用して、ビジネスや経営に活かしていくアプローチです。今回は起業・新規事業を考える方を対象に、デザイン思考を使ってあなたのビジネスモデルを最適化する為の、3回連続講座を開催します。

こんな人にオススメ

  • 起業・新規事業開始前でビジネスモデルが構築できていなくて、不安な方
  • アイデアはあるが、何から始めていいか分からない方
  • 自分の事業の強み・弱み・課題などを知りたい方
  • 売上・利益が上がらなくて悩んでいる方
詳しくはこちら

神戸起業操練所新規事業個別相談会&
クリエイターマッチングの
お知らせ

アイデアはあるけど起業や新規事業の立ち上げは不安、補助金、助成金を活用したい、クリエイティブなアプローチを取り入れ、更なる事業展開する事に興味がある、外部リソースとの協業に関する疑問など、様々な分野に精通したコーディネーターに相談することができます。
クリエイターや異業種など協業マッチング支援の他、ビジネスアイデアの創出やプランニングなどのアドバイスなど、それぞれの事業や会社にあった、ご提案やお手伝いをさせていただきます。(相談無料・予約制)個別相談会のお申し込みはこちらから

Hints

「抱えている課題についてクリエイターの力を借りたい!」「そもそもクリエイターとは?」という方に向けて、神戸起業操練所ではクリエイターとのビジネスマッチングやクリエイティブへの第一歩を後押しする無料セミナーを開催しています。また2018年より「Projection-KOBE」と題して、ブランディングやクリエイティブディレクションなど、クリエイティブなビジネスアプローチを実践的に学ぶ連続講座を毎年開催しています。

HintsのPDF版はこちら

神戸企業・クリエイターの方へ

我が社のコラボ事例もぜひ取材して欲しい!(自薦他薦歓迎)、コラボできるクリエイターを紹介して欲しい、などご希望・ご意見ありましたら、神戸起業操練所までご連絡ください。

Hintsの配架場所

神戸市
神戸起業操練所
神戸市産業振興センター
神戸市立図書館
デザインクリエイティブセンター神戸(KIITO)
マリンピア神戸マリンピアラボ
コワーキングスペースONPAPER
大阪市・京都市
コワーキングスペースOgyaa’s (UMEDA&OIKE)
つくば市
つくばスタートアップパーク
川崎市
Kawasaki-NEDO Innovation Center(K–NIC)