操練所:森本さんの事業について教えていただけますか?

 

森本さん:弊社の最終目標は空飛ぶクルマ、自動運転の飛行機を製造するというのを目標に事業を進めています。その過程の中で、できた試験機をドローンとして活用し、途中の段階ではドローンの製造・販売も予定しています。

 

操練所:写真(事業案内のパンフレット)を見ると、飛行機のように見えますが、どうして空飛ぶクルマと呼ぶのでしょうか?

 

森本さん:そうですね。いま生活の中で車を使っているみたいに飛行機を日常的に使って欲しい。そんな思いがあって、あえて飛行機と呼ばず、”空飛ぶクルマ“としました。クルマと言いながら、車道は走れませんけど、ビルの屋上のヘリポートを使う予定です。実現すれば、携帯でヘリポートがあるビルに、”空飛ぶクルマ“を呼んで、名古屋、東京までと気軽に移動できるようにするのが目標です。今まで遠くてなかなか会えなかったヒトにもすぐに会いに行けますし、1分1秒を争う医療の現場では、患者さん、医師、必要な機材を素早く運ぶことができます。

 

操練所:映画の中で見るような感じですね! 森本さんは企業でエンジニアとしてお勤めされていた中、どうしてこの事業を立ち上げようと思ったのか、教えてください。

 

森本さん:きっかけは、3つありまして、1つ目は震災、災害対策。2つ目は未来の産業を作る。3つ目は、私自身がどうしてもやりたかったからですね。

やりたかったからというのは、特に男子特有の飛行機や車、乗り物、ロボットが子供の頃から好きだったので(笑)。乗り物で事業をやりたいと思いました。ただし事業としてやるのであれば、世の中で役に立つことで、さらに未来や夢のあることをやってみたい、と思いこの事業を考えました。

普通の飛行機より、もう一歩進んだ自動運転の飛行機、これを乗用車に乗る感覚で、気軽に乗れるような世の中にしたいと思いました。これまで時間が無くて諦めていた所にも、空飛ぶクルマがあると行くことができるようになります。

 

操練所:事業を始められて、今はまだ準備段階という事ですが、大変なことや挫けそうなことはありますか?

 

森本さん:やはり、カネ・ヒトですね。このプロジェクが最後まで行くと、開発費、設備費込みで数百億かかるので、そこまでどうやって持っていくのかは難しいですね。また、ヒトの面でも航空機、自動運転、運用、ハード、ソフト、それぞれに専門性が必要で、国交省、経産省などの対応など、もろもろと仕事の幅がすごく広いので、その人たちをどのように集めるか?ということが難しいですね。

 

操練所:ほんとに、プロジェクトの規模が大きい分、夢も大きいですが、難題もありそうですね。森本さんの事業はなかなかハードルが高めな事業ですが、これから起業したい方にアドバイスいただけますか? 森本さんがチャレンジして良かったこと、味わったことなどがあれば教えてください。

 

森本さん:そうですね…、私のプロジェクトは結構先が長い、壮大すぎるというのがあり、立ち上げた当初は本当に行けるのだろうか?というのが心の中に漠然とありました。どこから始めていいか迷っている時に神戸起業操練所に相談に来ました。そこから、方法や手段をアドバイス頂き、会社設立の支援も頂きました。

ほんとに様々なご縁をいただいて、いろんな分野の方々からご支援いただき、ピッチイベントやビジネスコンテストに出たりと、今までの自分一人の力ではできない事も、周りの方のご協力でできるようになりました。その結果、県や、市、経済産業省の人とつながって道ができたかな、と思います。操練所に来て相談する、その最初の一歩を踏み出さなければ今の自分は居なかったと思います。

なので、起業を考えている方は、まず相談してみるという一歩を踏み出してください。踏み出すと動き出すことがたくさんあります。多分、僕は楽観的な様なので何とかなるのではないか?事業アイデアがあり何となく始めたのが、一歩を踏み出したら、おぼろげなものや課題が見えて来るし、具体的にどんどん話が動いてくるので、「えいや!」でもいいので動いてみるのが良いと思います。

 

 

操練所:実際に森本さんが動き出して、一歩踏み出して、思ったよりもいろいろあるけど、いろいろな方の支援でここまで来れているといった感じでしょうか?

 

森本さん:はい、そうですね。まだまだ先は長いですが、良い流れに乗って、進んでいる実感はあります。

 

操練所:そうすると、(このプロジェクトは)自分が想像していたよりも難しくはない、ということを実感されているというですか?

 

森本さん:はい。まだまだこれからの事業ですが、事業を始めてから、ありがたいことに結構スムーズに進められているので、背中を押していただいているという実感があります。

 

操練所:やっぱり、いろんな人に相談して、助けを求める、声を上げるというのは必要ですか?

 

森本さん:絶対に必要だと思います。声を上げるというか、自分一人ができることは知れているので、みんなに助けていただくということが、今につながったのではないかと思います。また周りの方に喜んでいただける事が励みになったりもします。

 

操練所:最後に今後の抱負を教えてください。

 

森本さん:まずは、来年、小型の検証機を完成させます。その後、2025年の大阪万博でこの空飛ぶクルマを出展し関西を盛り上げたいと思います。その後にもステップや壁が待っていると思いますが、一歩一歩進んで、クリアしながら、必ず“空飛ぶクルマ”の事業を実現させたいと思います。

 

操練所:ぜひ目標に向かって頑張ってくださいね。本日はありがとうございました。

 

………………………………………….

 

(編集後記)

とても気さくに、明るく終始笑顔でインタビューにお答えくださった森本さん。非常に前向きで、事業に対しての情熱が伝わってきました。事業の可能性や魅力だけでなく、森本さんのお人柄だから、いろいろ応援したいという方も現れてくるのだと思いました。森本さんの事業が実現すると空港や新幹線の駅に行かなくても長距離を短時間で移動できるようになるそうです。実現することを心待ちにしています。

森本さんの“空飛ぶクルマ”プロジェクト:PPKP詳細はこちらから→http://www.ppkp.jp/index.html

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000049586.html