終了しました!地域の財産を活かす!イノベーティブな解決策とは? ~『WIRED Audi INNOVATION AWARD 2019 』受賞 小林新也氏~

先日、地域の財産を活かす!イノベーティブな解決策とは? ~『WIRED Audi INNOVATION AWARD 2019 』受賞 小林新也氏~を開催しました。

 

講師には、プロダクトデザイナーの小林新也氏をお招きして、伝統工芸品などの地域財産を活かした、ビジネスの事例の説明や、小林さんのビジネススキームなどの方法についてご教授いただきました。

日本に数ある、伝統工芸産業は現在、後継者不足や下請け、孫請けなどの産業構造が原因で、多くが廃業の危機にあるといいます。

事例紹介では、実際に小林さんが携わり、伝統工芸品の売り方や、デザイン、広報などを行い、違うマーケットにアプローチする例を紹介していただきました。

 

例えば、この播州刃物の糸切ばさみですが、私たちのイメージではおばあちゃんが使うものというイメージを持っていて、なかなか、若年層には見向きされませんが、写真のように、色を付けることで、若年層にも受け入れやすくなり、新たなマーケットへの進出を図ることができたそうです。

特に、このハサミを使ったことがある方はお気づきかもしれませんが、実はデザインはほとんど変わっていません。色を付け、きれいな写真を撮るという売り方、見せ方を少し変えるだけで、マーケットを変えることができ、今後、縮小気味の市場から新たな市場へと進出できるようになるとのことです。

このようなイノベーションを小林さんはイノベーションデザインと呼んでおり、商品・技術のイノベーション、生産者と消費者のイノベーション、売り方や見せ方のイノベーションのうち、どれか一つのイノベーションを起こすと、一般的な企業における停滞しているビジネスが動きだすと小林さんは言います。

しかし、伝統工芸品などの地域に根差したビジネスは上の3つのイノベーションすべてをおこさなければいけないことが多いからこそ難しいそうです。

また、地域や産業によって問題は様々で解決策にも一貫性がないことが多く、正解もないことが多いですが、大切なのはぶれない思考のプロセスだそうです。

重要なプロセス

STEP1ビジョン・経営理念

STEP2マーケティング・リサーチ

STEP3デザイン・開発・製造

STEP4アクション

実際に、ケーススタディーを通して、このプロセスをご教授いただきましたが、STEP1のビジョン・経営理念からSTEP4のアクションまで、大小さまざまなイノベーションがあり、デザイナーの仕事の幅の広さに驚くと同時に、デザイナーに求められる視点なども学ぶことができたと思います。

実は今回は初めて、オンライン・会場同時開催のイベントでした。今回は、オンライン参加者の方が多かったですが、会場参加の方は、セミナー後の名刺交換のお時間で、講師の小林さんや参加者同士で、活発なコミュニケーションもあり、大いに盛り上がりました。

参加された参加者の皆さま、お話いただいた、小林さん、有意義な時間をありがとうございました。

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